【まちの概要】交通の便のよさはトップクラス!人が集まる魅力を持つまち
千葉県の最西部、東京都と埼玉県に隣接する千葉県松戸市。都心部からも程近く、都会にも自然にもアクセスが便利なエリアとして知られています。決して大きな市ではありませんが、市内は一般道・鉄道ともに利便性高く走っています。
主な国道は、国道6号・180号、464号、鉄道はJR常磐線・JR武蔵野線・流鉄流山線・新京成線・北総線。これらが市内の松戸駅・東松戸駅・新松戸駅・馬橋駅などでそれぞれ乗り合わせを行っており、鉄道だけでも十分便利に暮らすことができます。また、隣の埼玉県三郷市内にある東京外環自動車道・三郷(みさと)南インターチェンジは松戸市と500メートルほどしか離れていません。このように、北関東・東北のアクセスにも恵まれていますので、各地域への移動が非常にスムーズであることが特徴です。
2015年(平成27年)の第20回国勢調査の結果によると、人口は約48万3千人。市制が施行された1943年頃(昭和18年)より人口はおおむね増え続け、平成に入ってからもその傾向は続いています。人口減少で悩む自治体が多い中、人が集まる魅力が松戸市にはあるといえるでしょう。
松戸市の年間平均気温は約15℃~16℃であり、比較的温暖な気候を示しています。年間降水量は約1150ミリメートル~1650ミリメートル、降水量は他地域に比べてやや少なめです。
市内にある戸定(とじょう)歴史館の一部・戸定が丘歴史公園は1884年(明治17年)頃に造園されました。当時にしては洋風でハイカラな雰囲気が醸し出されており、それが今も保たれています。花木苑や散歩道、竹林も整備されているので、四季折々の楽しみ方で観光客が賑わいをみせています。
【まちの歴史】水戸徳川家と江戸幕府をつなぐ重要な役割を担ってきた歴史
1609年頃(慶長14年)から寺院がさかんに建立されるようになった松戸市。松戸市は江戸にも近く、さらに市内には水戸街道も走っていたことから、江戸幕府の政策により「天領(江戸時代における、幕府が直接支配した地)」とされていました。徳川御三家のひとつ・水戸徳川家と江戸幕府をつなぐ中継点として重要な役割を担っていたのでしょう。宿場町・松戸宿や金町松戸関所も設置され、人の往来だけでなく経済的にもさまざまな分野の流通的にも中心的な立ち位置を保ち続けてきました。今も松戸に人が集まる傾向があるのは、この当時のものからだったのかもしれません。
さらに、先に紹介した戸定歴史館の敷地には、水戸藩最後の藩主・徳川昭武が建築し住まいとしていた戸定邸(国指定重要文化財)があります。徳川家の住まいとしては唯一一般公開されている施設で、当時の徳川家の暮らしが現代に受け継がれています。
これらにより、松戸は江戸幕府にとってなくてはならない拠点のひとつとして注目されていたことがよくわかります。それが、賑わいを見せるまち・松戸として今世にわたり受け継がれ続けているのでしょう。
【移住ポイント】市推奨の「マイホーム借上げ制度」で、良質な物件を安価に借りられる
松戸市では、マイホーム借上げ制度の普及をすすめています。これは、現在松戸市在住の“マイホームを貸したい人”が「移住・住みかえ支援機構」を通じて“マイホームを借りたい人”に家を貸す、というシステム。マイホームを借りたい人側のメリットとして、安全で良質な住まいを一般的な家賃相場よりも10~20%ほど安価に借りることができることが挙げられます。敷金や保証金・礼金等もかかりませんから、初期費用を抑えることが可能です。
さらに、住宅の躯体・構造に影響を与えなければ、入居者自身で壁紙や畳、流し台などをリフォームすることが可能なことも魅力です。松戸市が推奨している移住・住みかえ支援機構が窓口になっているので、安心して質のよい住まいを手に入れることができるいい機会になるのではないでしょうか。
【ファミリー移住】チャイルドシートリース料助成で道交法違反を減らしつつ財布にも優しい
6歳未満のこどもを車に乗せる際には、チャイルドシートの使用が義務付けられています。ですが、すぐにサイズアウトしてしまう上に購入すると高く、サイズアウトしたあとの置き場所にも困る…。そんなお悩み解消の手助けとして、松戸市では指定業者からのチャイルドシートのリース料金の助成を行っています。
松戸市内に住所がある6歳未満のこどもを対象に、最大6ヶ月間を何回でも半額助成された金額でリースすることが可能。月齢・年齢に応じてさまざまなタイプのチャイルドシートが取り揃えられています。格安でチャイルドシートを使用することができる上に、レンタルなので不要になったら引き取ってもらえますから置き場所にも困りません。コスト的にも、保管スペース的にもユーザーに優しく、また道路交通法違反を減らすことができる有効な施策といえます。
【シングル移住】アクセス良好なのに安価な家賃!休日の過ごし方もいろいろ選べる楽しさ
水戸市の家賃相場は、ワンルーム~1DKで4.71万円~5.58万円です。2K~2DKですと5.55万円~6.04万円。ただ、1LDKは7.30万円、2LDKですと7.91万円と、リビングダイニングキッチンとなるとやや高めになります。しかし、それでも都心部の平均家賃に比較しても1~2万円ほど安くなっています。松戸市のアクセスのよさを鑑みれば、決して高い家賃設定ではないのではないでしょうか。
別路線に乗り合わせのできる駅が市内にいくつもあり、その駅周辺を中心として大きなまちが形成されていますので、日常生活+αの生活を送ることには事足ります。
市内には、自然や植物が楽しめる公園、文化財がある公園、スポーツ施設が充実した公園が充実しています。休日は、時間を忘れてのんびり過ごすことも、歴史に触れることも、また思いっきり身体を動かすことも可能。交通アクセスのよさを利用して都心部へ足を運ぶことも苦労しませんから、休日はさまざまな楽しみ方ができそうです。
【おしごと】多岐に渡る職種・業種は県庁所在地ならでは。創業支援も充実
職探しに関しては、まず困ることはないでしょう。さまざまな職種・業種が未経験者・経験者ともに広く求人を行っています。都心部ではあまり見られない求人として、農園の管理運営などの自然に近いところで働く仕事が見受けられます。ただ、多くは都心部と大差ない職種・業種と考えてよいでしょう。
起業・創業したい人のための支援策として、松戸市では起業・経営総合相談を、また松戸商工会議所では創業塾と創業相談を行っています。企業・経営総合相談は、中小企業診断士による無料相談を行っています。創業塾では創業に必要なノウハウ講座を開催しているほか、創業相談は弁護士・税理士等による無料相談を行っています。創業を考えている人、また創業したばかりでなにかと不安や心配事の多い方にとって強い味方になってくれます。