新着情報

2017.08.09

大泉町・ブラジルの街並みが楽しめる?異国文化と近い町


画像引用元:トリップアドバイザー│ブラジリアンプラザ外観

 

【まちの概要】穏やかな町に息づく大企業の工場の数々。ブラジルとの交流の歴史が今も

 

群馬県民なら誰でも知っている遊び「上毛かるた」の読み句にある「鶴舞う形の群馬県」そんな群馬県の中でも、鶴の喉・首の位置にあるのが邑楽郡大泉町です。主要道路は町内北部を走る国道354号線。また、町内には東武小泉線が走っており、東小泉駅で二分されます。一方は町内で終点となる西小泉駅、もう一方は隣市・太田市にある太田駅へとつながっています。


東小泉駅・小泉駅・西小泉駅が町内にある東武小泉線の駅で、ここを中心に市街地が広がっています。ただ、基本的には静かで穏やかな町である一方、味の素の研究工場や富士重工業など大手の工場が集まっている地域でもあります。

 

2016年(平成28年)4月30日時点での人口は約4万1千人。うち、外国人の人口は約7千人。町民の約6人に1人、町全体の約16.5%は外国人であることがわかります。

 

気候については、夏は暑く冬は寒いという典型的な内陸性の気候を示しています。夏は高温多雨で湿度も高く、また発雷が多く観測されます。冬は北西からの季節風「からっ風」が吹きつけて低温になりますが、降雪が見られることはあまりありません。逆に乾燥した晴れの日が続きます。

 

大泉町で外国人登録をしている人のうち、最も多い国籍はブラジルです。その昔、外国人労働者の誘致でブラジル人を多く受け入れた歴史が今も残されています。町内の案内板は日本語とあわせてポルトガル語で表記されているものも多く、場所によってはブラジルを髣髴とさせるような景色も広がっています。

 

町内にある「ブラジリアンプラザ」は、ブラジル人向けのショッピングセンターです。ブラジルの食材や雑貨などが手に入り、近隣に住むブラジル人には貴重なショッピング施設になっています。
 

【まちの歴史】群馬一小さい町が持つ、徳川家のビッグネームとの深い縁の歴史

 

今の大泉町は、1957年(昭和32年)、大川村と小泉町が合併して誕生しました。しかし、人々がこの地で生活を始めたのは今から1万2千年以上前の旧石器時代といわれています。旧石器時代の遺跡が町内で発見されていることから、この時代にはもう生活の知恵を持った人々がこの地に息づいていたことがわかります。

 

大泉町は群馬県でいちばん小さな町ですが、それと反比例するようなビッグネームが大泉町と縁があります。それは徳川家を語るには欠かすことのできない人物「徳川綱吉」。1661年(寛文元年)徳川綱吉が館林城の城主となり、大泉町域の大部分が館林藩領となったのです。

 

町内にある県指定文化財に「古海原前(こかいはらまえ)1号古墳」があります。これは、5世紀末から6世紀初め頃にかけて作られた「帆立貝式古墳」。埋葬施設は四重にも重なっており全国的にも珍しく、町によって今も大切に保存され続けています。

【移住ポイント】「勤労者住宅資金融資制度」で賢くマイホームを取得することが可能

 

大泉町では勤労者を対象に、自分が住むための家として(1)新築(2)新規取得(3)増改築をする人を対象に、それらの資金を融資する「勤労者住宅資金融資制度」を設けています。融資金額は、新築で1千万円以内を20年以内、増改築の場合は4百万円以内10年以内をそれぞれ限度として融資を受けることができるものです。利率は年3.3パーセント、ただし中央労働金庫の場合は2.7パーセントでの融資が可能となっています。

 

住宅取得は人生の中でも大きな買い物。できるだけリーズナブルに取得したいけれど、支払いはやはり現実問題でついてまわってくるもの。ですから、賢く運用できるように町が支援をしているというのは非常にありがたい施策といえるでしょう。
 

【ファミリー移住】追い込まれがちな出産直後のママを精神的にも肉体的にもサポート

 

大泉町では、母親となった女性への手厚いサポートを行っています。

町内在住の生後2ヶ月未満の乳児とその母親で、家族などから十分な家事・育児の支援を受けられず、産後の肥立ちが芳しくない人や育児不安が強い人などの保健指導が必要と判断されたケースが対象です。

 

具体的には、契約医療機関にて午前9時半から午後5時半まで、昼食代込み2千円で受けられるもの。支援内容は、母乳相談や授乳指導、またママさんが休養できる環境の提供など、精神的・肉体的にも必要なケアを受けることができます。

 

妊娠・出産は女性にとってとても特別な人生のイベント。今でこそ夫婦で支えあって育児を行うことが当たり前になりつつありますが、それでもまだ、どうしても男女ともに「育児は母親が行うもの」という意識が強いのが現状です。そんな環境を打破し母親の支援を行うことで、母親の心身の健康を保ち、家族全員への支援、さらに虐待防止につながるものとして重要な事業とされています。
 

【シングル移住】マイカー所有で便利に生活、家賃も安価。ブラジリアンタウンが楽しい魅力

 

大泉町の家賃相場は、ワンルーム~1Kで4.25万円、1DK~2DKでも5.01万円です。参考までに、2LDK~3DKの家賃も5.87万円ですから、6万円に届かない家賃相場で広々とした部屋が借りられる魅力が大泉町にはあります。


大泉町での生活を便利にするための条件として、マイカー所有は必須と考えてください。初めてマイカーを所有する人にとっては維持費などの面で不安に感じることもあるでしょうが、家賃相場が低いのでさほど問題にはならないでしょう。駐車場も賃貸物件に完備もしくは近隣に用意されていることがほとんどです。

 

日常生活は、市内でおおむねなんでも揃います。病院やクリニック、薬局といった医療機関、銀行・郵便局・ATMなどの金融機関、スーパーやコンビニ等のショッピング施設も不便しません。また、前述の通りブラジルの食材や生活品などが手に入るといったユニークな環境も大泉町ならではです。近所を散策するだけで、ブラジルにいるような空気感を楽しめます。

隣市は太田市。比較的規模の大きいまちなので、買い物やドライブなどで足を伸ばしてみるのもよいでしょう。

【おしごと】大手企業の工場からの求人が目立つ。創業支援相談会はプロが顔を揃える

 

大泉町での就労については、一般的な職種・業種が募集を行っていますので、仕事探しは問題なく取り組むことができます。地域柄大手企業の工場が集まっていますので、ピッキング、物流、検品、部品組み付けなど、製造関連工場内での作業系求人が目立ちます。

 

大泉町では、創業支援の一環で「創業・経営よろず相談会」を開催しています。無料で参加することができ、創業・開業関連のほか経営改善や特許申請など、一歩踏み込んだ相談を受け付けています。相談員には弁護士や税理士のほか、社会保険労務士や県産業支援機構職員などその道のプロから的確なアドバイスを受けることができると人気を呼んでいます。

町内での創業・開業を考えている人は、ぜひ積極的に出席してみてください。