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2017.08.09

守谷市・ゆったり暮らせてつくばエクスプレスで交通至便なまち


新鮮なビールを味わえる巨大工場

 

【まちの概要】小さな市が持つ日本一!人口が集まりやすい町!?守谷市

 

茨城県の南西部に位置する守谷市。南側は千葉県野田市と柏市、北側は常総市とつくばみらい市、東側は取手市に隣接しています。

 

総面積は35.71平方キロメートル、2016年(平成28年)3月1日現在の人口は約6万5千人と、規模としてあまり大きな市ではありません。しかし、2010年(平成22年)の調査結果によると、総面積に対する人口密度は1753.6人、15歳未満の人口密度が284.65人、15歳から64歳の人口密度が1211.76人と、これらはすべて県内第1位を誇っています。日中の人口密度も1427.48人でひたちなか市に次いで県内2位。2005年(平成17年)~2010年(平成22年)の人口増加率も16.35%で県内では第1位。なんと全国ランキングでも3位と、非常に興味深い数字が発表されています。守谷市は人口が集まりやすい市として注目されていることがわかる結果ですね。

 

市内には常磐自動車道と剣道294号線が南北に走っています。常磐自動車道は、市内ではないものの守谷市から1kmも離れないところに谷和原インターチェンジがあります。鉄道については、つくばエクスプレスと関東鉄道常総線が守谷駅で交わりながら南北に走っています。守谷市は東京から30~40kmの距離にあることから、車でも鉄道でもアクセスのよさが魅力的な市でもあります。

 

守谷市の年間平均気温は14.7度、年間降水量は約1200mmで、温暖な気候と雨の多さが特徴的です。ただ、夏は湿度が高く内陸性の気候を示していることと、冬は北関東特有ともいえる乾燥した季節風「筑波おろし」が吹きつけます。一見穏やかそうに見えて季節差の大きい気候の中で生活を送ってきた守谷市の忍耐強さは、こういった気候にはぐくまれてきた結果かもしれません。


【まちの歴史】日本武尊が感激した「森」が転じて「守谷」となった説。豊かな自然が自慢

守谷市という地名の由来を語るのに登場するのは、なんと日本武尊(ヤマトタケル)。日本武尊がこの地を通った際に豊かな森林が広く広がっていたのを見て感激し「森なる哉(かな)」と絶賛した言葉から来ているようです。この言葉を漢訳・音読した「森哉(もりや)」となった説が有力であるようです。守谷市に今も残る自然は、日本武尊さえも感嘆した豊かなものであったことが窺い知れます。

 

1955年(昭和30年)3月、現在の守谷市の前身である守谷町が旧守谷町・高野村・大野村・大井沢村の合併によって誕生します。そして2002年(平成14年)、総務省により「町を市とする処分」が告示されたことにより守谷市が発足する運びとなりました。

 

町指定文化財として指定されているのが「守谷城址」です。平将門の居城という説が散見されますが、実は相馬氏の城であったという説もあるようです。当時の史料が残っていないためその本当のところは残念ながら不明です。ただ、本郭を中心とし、二郭・三郭として構成されているこの城の堅固なつくりは特異稀なるものとして今も大切にされています。



【移住ポイント】守谷市を「住まう場」として選んでもらうために定めた基本骨子が優秀
 

現在「守谷市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を基本軸に、まち・しごと・ひとをトータルで鑑みた暮らしやすさを求め改善する策を立てています。ひとがよい仕事を求め、よい仕事がひとを呼ぶ。そしてそこにあるまちを住みよくすることで、守谷市にあるものがどれをとっても快適であると思ってもらえれば、それが移住・定住につながるものとして基本的な骨子を設けています。そして、それは一時的なものではなく、将来にわたり「住まう場」として選ばれるまちづくりとして、詳細かつ綿密に分析がなされています。

 

現段階ではまず大元の「まちづくり」として、結婚や出産・子育ての充実、東京へのアクセスが非常に便利なつくばエクスプレスの強みを軸とした住みよさのPR、U・I・Jターンの獲得を視野に入れた付加価値や地縁づくりの充実を図るなど、各方面が移住を受け入れるスタイルを着実に構築している最中です。

 

自宅で10万円以上の工事をした場合は工事費の10%を上限10万円で援助してくれるなどの施策をすでに開始しています。


【ファミリー移住】転入者の最大の手助け・地域交流会の実施がママにうれしい
 

守谷市では、こどもの予防接種に関する助成を行っています。予防接種も、任意予防接種は文字通りあくまで希望者のみが接種する自費診療のため、1回数千円ほどするかなり高価なもの。しかもそれを複数回受けなければいけないものも数多くあります。こどもの健康に関わるものなので節約はしたくないけれど出費は痛いのも事実。そこで守谷市は、任意接種であるB型肝炎とおたふくかぜについて、決められた年齢での接種であれば全額助成されます。こどもと家計を持つ母親としてはうれしい助成ですね。

 

また、「近所に同世代の子供はいるの?」「知り合いがいない…」という母親の声をもとにつくられた「はじめましての会」という地域交流会が実施されています。これは守谷市へ転入してきたばかりで右も左もわからないママさんにはうってつけの交流会ではないでしょうか。積極的に利用したい事業ですね。


【シングル移住】交通の便のいいまちで便利に暮らす。休日は近隣のビール工場へ見学も
 

守谷市の家賃相場は、ワンルーム~2DKで4.96万円~6.39万円です。茨城県内の同規模都市と比べると数千円程度は高めです。しかしつくばエクスプレスの交通の便のよさを考えれば許容範囲、もしくは安価なほどでしょう。市街地に住まいを置き、移動はつくばエクスプレス沿線のみという場合であればマイカーを所有する必要はないかもしれませんが、基本的にはマイカーを所有するととても便利に生活を送ることができます。「他市に比べるとわずかに高い家賃」とはいえ、マイカーの維持費に支障が出るほどではありませんから、可能であればマイカー所有をお勧めします。

 

特徴的なエンターテインメント施設として、アサヒビール茨城工場があります。厳密に言えば「エンターテインメント施設」ではなく文字通り「ビール工場」なのですが、工場見学ができ観光スポットして楽しめる施設となっています。約90分の工場見学時間は、ビールの試飲もできてなんと無料!できたてのビールを堪能しながら、地元企業を知る…という休日の過ごし方も満喫できます。

 

【おしごと】仕事探しは問題なし。つくばエクスプレスも通勤に有用

 

求人に関しては、事務員、工場作業、販売員など職種・業種を問わず募集されています。つくばエクスプレスを利用して、同線沿線での仕事探しもひとつの方法です。近隣からの募集としては、やはり研究関連の求人が散見されます。

 

中小企業事業資金の融資として、守谷市商工会では自治金融1,000万円、守谷市では振興金融2,000万円の融資を行っています。融資には条件がありますが、金額がかなり大きいので融資対象である場合はぜひ知っておきたい支援です。