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2017.08.08

栃木市・多くの市と町の合併を繰り返してきた新しい街

例幣使道

 

【まちの概要】自然が豊か、かつ道路交通網・鉄道網が発達した住みよい街

 

栃木市は、2010年(平成22年)3月~2014年(平成26年)4月までの約4年間のうちに3回合併をしてできた比較的新しい市です。そのため、地名には合併する前の町の名前が今も残されている地域があります。度重なる合併の混乱を避けるために地域自治区の導入を行っていた経緯を考えると、地元を愛する人柄と思いやりの気持ちが深いことをうかがい知ることができます。


 

栃木県のほぼ最南部に位置し、茨城県・群馬県・埼玉県の3県が隣接しているのが特徴的です。


 

南北に長い土地は、北に「三毳(みかも)山」「岩船山」「太平(おおひら)山」からなる大平山県立自然公園、南にはラムサール条約登録地の「渡良瀬(わたらせ)遊水地」があり、地域全体を通して自然環境を存分に楽しむことができる貴重な地域です。


 

高速道路は、南北に伸びる東北自動車道、東西に北関東自動車道。前者は佐野藤岡インターチェンジと栃木インターチェンジ、後者は都賀インターチェンジがそれぞれ市内に存在します。さらに、南部には北関東各県を結ぶ国道50号が黄疸、北部は国道293号がそれぞれ横断しています。


 

加えて、鉄道では東武日光線・東武宇都宮線・JR両毛線、3路線計13駅があり、車のみならず鉄道面でも交通の便のよさが見て取れます。

気候面では、夏の暑さが特徴的で6月~9月は平均気温が30℃を超える日も珍しくありません。一方、12月、1月の平均気温はほぼ10℃前後。冬も比較的暖かいことがわかります。



 

【まちの歴史】近年で合併を繰り返した新しい街ながら、古い歴史が今も息づく

 

先の通り、栃木市は近年4年間のうちに合併を繰り返しました。


 

2010年(平成22年)3月に栃木市・大平町・藤岡町・都賀市が、2011年10月に栃木市と西方町が、そして2014年(平成26年)4月に栃木市と岩舟町が合併して現在の栃木市がうまれました。


 

市の歴史としてはまだまだ若いものですが、合併前のそれぞれの市と町がそれぞれの深い歴史を持っています。


 

合併を繰り返した市ですので、合併前の市や町が所有していた歴史関連の資料館や郷土館が栃木市所有となって複数存在しています。中でも「白石家戸長屋敷」は「おおひら歴史郷土資料館」の施設のひとつとして今も大切にされています。昭和40年代まで実際に住居として使用されていたこの屋敷は、古の生活感の中にある重層的な空気感が懐かしさと落ち着きを呼ぶと好評です。
 

また、市内に伸びる「例幣使(れいへいし)街道」は、京都から日光東照宮へ幣帛(へいはく)とよばれる供物を運ぶのに勅使が通った道として知られています。この道の両側には今も当時の賑わいを髣髴とさせるような建築が軒を連ねています。



 

【移住ポイント】定住・移住者の目に見えた支援、長期計画による住みやすさを追求する努力

 

栃木市は「まちなか定住促進住宅新築等補助制度」として、対象期間および対象件数が限られてはきますが、市内の該当地域に住宅を新築・購入し、住み続けることを条件とした補助金支給制度を採用しています。


 

具体的には、新築住宅建築・購入で15万円、中古住宅購入で7万5千円、さらに申請時に所有者または配偶者が50歳未満であれば5万円加算、加えて18歳未満のこどもがいる場合はこども一人につき2万円加算となっています。


 

また、市民生活が心豊かになるように、2013年(平成25年)~2022年(平成34年)の長期計画で「栃木市住生活基本計画」を打ち出していることにより、移住者のみならず現住者も含めた住みやすさを市をあげて模索・実行していることがわかります。

 

【ファミリー移住】目のつけどころが自慢。かゆいところに手が届く子育てサービス

 

現在18歳未満のこどもがいる家庭において、新たにこどもが生まれた場合、出産したこどもによって2人になった場合は1万円、3人以上になった場合は2万円を支給する「赤ちゃん誕生祝金」という取り組みを行っています。


 

また、生後1ヶ月以内の赤ちゃんがいる家庭に1ヶ月間無料でベビーバスを貸し出すほか、子育て中(赤ちゃんがいる)家庭に1回103円で「買い物代行サービス」を使用することができるなど、「子育て中のファミリーにとって痒いところに手が届くサービス」を提供してくれているのが特徴的です。


 

いくつもの市と町が合併してできた栃木市ですから、市内に5ヶ所の総合支所があります。よって、一部の手続きであれば、市役所本庁まで行かなくても総合支所で役所手続きができるというメリットにつながっています。それぞれの支所の一部の業務については延長業務を行っており、役所手続きがとても身近にできるので、利便性アップにつながっています。

 

【シングル移住】リーズナブルな賃貸物件、休日の過ごし方も繁華街~自然まで選び放題

 

栃木市の家賃相場は1K~2DKで3.94~4.84万円。とてもリーズナブルに物件を借りることができます。道路交通網が発達しているので、マイカーがあるとさらに便利に生活を送ることができます。両毛線・東武日光線・東武宇都宮線が集結しているところは街そのものがとても大きいので、便利に暮らすことができます。


 

一方、少し足を伸ばせばゴルフ場がありますし、市南部には渡良瀬遊水地がありますから、駅前でにぎやかに過ごすもよし、身体を動かすのもよし、自然の中でのんびり過ごすのもよし、と好きに選べる休日の過ごし方が魅力です。




 

【おしごと】地域特性を生かした職種、栃木市の新たな一面

 

3路線が集まる主要部での仕事探しには苦労しないでしょう。一般的な職種はおおむね募集しています。また地方であるがゆえ鉄筋工や工場系のお仕事も多く、体を動かす現場作業好きな方には探すに良い環境です。ゴルフ場管理や野菜・果物の生産・収穫等の募集があるのも、自然が多い地域ならではの特色でもあります。


 

そして栃木市は積極的に起業を支援しています。国の認定を受け企業前から商工会議所が事業計画書から経営課題などのピックアップを支援してくれます。ベンチャーへの支援も積極的で資金調達面から戦略面でも専門家を紹介してくれます。起業後も起業家同士の交流サロンやサポートアカデミーも開催しています。起業家には相性が良い地域でしょう。


 

地域の特色の強い仕事に就くと、それまで気付かなかった栃木市の別の一面に出会うことができるかもしれません。環境もよく移住のメリットは多々あります。