新着情報

2017.08.06

館林市・分福茶釜と徳川綱吉で語り継がれる歴史あるまち

館林市・たぬき像




【まちの概要】交通の便に文句なし!気象災害が少なく、温和で住みやすいまち

 

群馬県で楽しまれている上毛かるたで表現される「鶴舞う形の群馬県」。その鶴の形の中でも鶴の頭の部分にあたる位置に存在する館林市。面積は決して大きくないのですが、交通アクセスは非常に良好です。


鉄道は館林市中心部の館林駅から南北に伸びる東部伊勢崎線を中心とし、館林駅をのりつぎ駅として西方面に東武小泉線、東方面に東武佐野線がそれぞれ伸びています。


主な国道は市内を横断する国道354号線と、それにクロスするように縦断している国道122号線がメイン。さらに、市内東部は埼玉県川口市から北に延びる東北自動車道が縦断しており、館林インターチェンジも保有しています。このことから、鉄道や国道を使用した北関東内の移動だけでなく、南関東方面からのアクセスもとても効率がよいことがわかります。

 

2016年(平成28年)3月31日時点での人口は、約7万7千人。平成に入ってからの人口は、微増と微減を繰り返しながらもほぼ横ばいとなっています。

 

年間平均気温は約15℃です。しかし、2014年(平成26年)は、最も寒かった気温は-4.9℃であったのに対し、最も暑かった日は40.1℃。夏と冬のみならず、日中と夜間の気温差が激しいことが特徴的といえます。また、夏は雷がよく観測され、冬は北西から吹きつける冷たい季節風「からっ風」で知られています。

 

子供の頃に「ぶんぶく茶釜」という童話を読んだことがあるという方も多いのではないでしょうか。館林市には、この童話で知られる「茂林寺(もりんじ)」があります。前述の上毛かるたにも「分福茶釜の茂林寺」という読み句があり、館林市の象徴となっています。茂林寺では年間を通してたぬきにちなんだ行事が行われており、地域の人々から今も変わらず愛されています。


 

【まちの歴史】縄文時代に遡る人々の生活の歴史。なんと徳川綱吉が館林城城主だった!

 

館林市で人々が生活し始めたのは、少なくとも1万年以上前といわれています。古く縄文時代には集落を作って生活していた形跡が、縄文土器や石器、また住宅跡などの出土により確認されています。


「館林」の名称が地名として文書に出てくるのは中世・鎌倉時代頃のものと確認されていますが、人々がこの地に息づいた歴史は大変古いものであることがわかります。

 

江戸時代を語るためには欠かすことのできない人物、5代将軍徳川綱吉。徳川綱吉と館林市の関係では、あまり広く知られていない事実があります。実は、彼が将軍になる前の20年間は館林城主であったのです。このことから、館林は影で江戸幕府にとって重要な役割を担っていた場所でもあるのです。

 

先に紹介した茂林寺も、1468年(応仁2年)にはじまったといわれる深い歴史を持っています。1570年(元亀元年)、大勢の客をまかなう湯釜が必要となり、ここの老僧・守鶴が持ち込んだ茶釜にて来客をもてなすことにしました。すると、この茶釜はいくら湯を注いでも尽きないという不思議な出来事が起きました。それを見た守鶴が「福を分ける茶釜」として「分福茶釜」と名付けたそうです。さらに、実はこの守鶴が狸(狢…ムジナ=アナグマとの説もある)であることがばれてしまい、この地を去る…という話が「分福茶釜」として現代に語り継がれています。
 

【移住ポイント】住宅設備関連の支援に重きを置いて、暮らしやすさUPを目指す

 

館林市では、住宅設備に関する補助を積極的に行っています。「住宅用太陽光発電システム設置補助事業」と「雨水貯留槽及び浸透施設設置補助金」が主なものです。前者は、(1)自らが居住する市内の住宅に太陽光発電システムを設置する(2)自分が住むための住宅として、市内に太陽光発電システム設置済みの住宅を購入する どちらか一方の条件を満たす場合に、最大8万円が補助されるものです。


後者は、市内の住宅に住んでいる方を対象に、(1)200L以上の雨水貯留施設を設置(2)口径300mm以上の雨水浸透枡を新規に3基以上設置 のどちらかに該当する場合、3万円を上限に設置工事費用を補助するしくみです。

 

長く住む住宅を心地のよいものにするために、また地球にも設備設置者のお財布にも優しいものにするために、館林市が率先して貢献していることがよくわかる事業といえるでしょう。
 

【ファミリー移住】マンパワーでの支援がうれしい!産前産後の家事支援サポーター事業

 

館林市では、市内在住の妊娠中~産後4ヶ月未満の方(双子以上を出産の場合は産後1年未満)で家事を行うことが難しい家庭に、格安でサポーターを派遣してくれる「産前産後サポーター派遣事業」を行っています。

 

1日2時間を限度に、午前9時~午後5時までは1時間あたり100円、それ以外の時間は1時間あたり200円で利用できます。サービス内容は、主に食事の準備・後片付け、洗濯、掃除、買い物などです。つわりで動けない妊婦さんや慣れない育児にかかりっきりのママさん、実家や親族が近隣に住んでおらず、頼る先のない方の心強い味方になってくれています。

 

金銭的な支援や助成ももちろん重要ですが、マンパワーとしての支援は時に金銭的支援を上回るほど精神的にも肉体的にも助けられることがあります。妊娠中~産後4ヶ月未満の期間のうち10日以内と定められていますが、こういったサービスがあれば初めての妊娠・出産でも安心することができるのではないでしょうか。
 

【シングル移住】安価な家賃で広い部屋に住める!休日は水辺でのんびり過ごしてみては?

 

水戸市の家賃相場は、ワンルーム~2DKで3.88万円~5.23万円です。他地域よりも群を抜いて家賃が安く、部屋探しで困ることはなさそうです。部屋の広さの希望を~3DKまで広げても、家賃相場は~6.31万円ですから、あえて広い部屋を借りてのんびり暮らすこともできるでしょう。

 

日常生活においては、マイカー保有が基本となります。初めてマイカーを持つ方は金銭面で不安を抱かれるかも知れませんが、都心部の家賃と比べたら家賃相場が非常に安いので、さほど心配はいりません。物件にはほとんどのケースで駐車場が敷地内にあるか、または近隣の駐車場を準備・紹介してもらえます。

 

スーパーやコンビニ、銀行、郵便局などといった日常生活に密着している施設は存在しますが、徒歩や自転車となると移動距離が長く若干不便を感じるかもしれません。マイカーを保有していれば、外出が苦にならず便利に使用することができます。

 

市内には、その名の通りつつじが咲き乱れる群馬県立つつじが岡公園をはじめとし、自然に近い環境を身近に感じることができます。つつじが岡公園も城沼が隣接していますし、市内西部には多々良沼を囲うように多々良沼公園が広がっています。さらに、市内は多々良川・矢場川・渡良瀬川が流れており、館林市は水辺が近いことも特徴。休日は贅沢なほどの自然たっぷりの中でのんびり過ごすことができるでしょう。

【おしごと】地域性のある仕事で新しい自分探し。創業応援ネットワークも頼もしい味方

 

一般的な業種・職種からの求人は標準的にあります。地域性の現れている求人としては、公園の管理業務や野菜や果物などの農作業および生産管理などが挙げられます。経験したことのある業種・職種を選ぶのももちろんいいのですが、新生活の始まりとともに地域に特化した仕事に就いてみると、新しい自分や知りえなかった館林の魅力に出会えるかもしれません。

 

2014年(平成26年)、「たてばやし創業応援ネットワーク」が発足しました。これは、館林市内の創業予定者や創業後間もない中小企業者を館林商工会議所や館林信用金庫、群馬県行政書士界など10団体が各種相談に応じてくれるものです。創業を考えているけれど、何から手をつければいいのか?という基本的な相談から専門性の高いセミナーまで幅広く行っていますから、頼れるサポーターになってくれることでしょう。