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2017.08.06

高根沢町・利便性が高い環境でスローライフが実現できる町

画像引用元:トリップアドバイザー│栃木県でも有数の神社



【まちの概要】県庁所在地隣の自然が豊かな町。「皇室の台所」として農業もさかん

 

北関東のちょうど真ん中に位置する栃木県。さらにその栃木県内でも中心部、やや東寄りに塩谷郡高根沢町があります。決して大きな町ではありませんが、今も豊かな自然が残る貴重な町です。多くの人で賑わう宇都宮市が隣にあると、この高根沢町の自然がより一層引き立ちます。

 

町内の主な交通は、町西部を南北に走るJR東北本線と、宝積寺(ほうしゃくじ)駅から分岐するJR烏山線。そのJR烏山線は高根沢町北部を東西に伸びています。また、烏山線は町内に下野花岡駅と仁井田駅を有しているので、小さな町でもJRを使った交通アクセスについては利便性が高いことがわかります。参考までに、宝積寺駅から宇都宮駅までは約10分、東京までも新幹線を利用すると約1時間程度でアクセスが可能です。

 

2015年(平成27年)に行われた国勢調査の結果によると、高根沢町の人口は約2万9千人。1960年(昭和35年)より人口は微増・微減はあるもののおおむね増加傾向にあります。前述の通り大きな町ではありませんが、人口密度は418.5人と比較的人が集まりやすい町であることも見えてきます。

 

町の気候としては、夏と冬・昼と夜の気温差の大きい典型的な内陸性気候を示しています。2013年(平成25年)の夏の最高気温極値は38.2℃、冬の最低気温極値は-7.9℃であったことからも見て取れるでしょう。ただ、地震などの自然災害も比較的少なく、穏やかに暮らすことができるエリアとしても知られています。

 

高根沢町には「宮内庁御料牧場」、つまり皇室の台所ともいえる施設があります。皇室での食事にぴったりな食材を生産することのできるエリアとして認められている証拠とも捉えられ、農業もさかんであることがわかります。

【まちの歴史】平安時代から続く安住神社は、「バイク神社」として名高いユニークな歴史

 

高根沢町は1958年(昭和33年)、旧・北高根沢村と旧・阿久津町の合併によって誕生しました。「高根沢」の名の由来は、「高原山の裾野にある“沢”」という説と「その昔、宇都宮領であった頃に高根沢氏が領土を支配していた」という説があります。

 

栃木県指定文化財としてこの町にあるのが「安住(やすずみ)神社」です。安住神社が創建されたのは平安時代初期の899年(昌泰2年)。国家鎮護のために現在の大阪市住吉区にある摂津住吉大社に祀られた神の御分霊をこの安住神社に勧請(かんじょう…神仏の御霊を迎えること)したのがはじまりとされています。

 

江戸時代中期の建築様式・手法が特徴的に表現されており、屋根全体の彫刻の彩色も鮮明に残されています。また、「反り屋根」という珍しい構造がなされていることから、文化財として指定されていることも頷けます。

 

また、安住神社は「バイク神社」としても知られており、ツーリングを楽しむ一般客に大人気の神社ということでも有名です。

【移住ポイント】「高根沢町住宅取得資金利子補給制度」でマイホーム取得を町と銀行が支援

 

高根沢町では、新たに町内に住宅を取得する人への応援・手助けとして「高根沢町住宅取得資金利子補給制度」を行っています。これは、町内にて住宅を新築または購入する人向けに、高根沢町と栃木銀行によって金利分の支援を行うというものです。具体的には、栃木銀行が「当初期間重視プラン(固定金利型)」の固定金利5年を当初金利から0.2パーセント、高根沢町がこのローンの返済開始後60ヶ月分に対し、金利0.2パーセントを利子補給というかたちで補助してくれます。この支援は併用できますので、合計で0.4パーセント分の金利が負担軽減されるものです。

 

マイホームの購入は、人生において一大イベントといっても過言ではない大きな買い物。長期的な支払い計画となるローンを組むケースがほとんどですが、仕方ないとはいえ、ローンを組めば金利が発生するのも当然のこと。それを町として支援する施策があるというのは大変助かるのではないでしょうか。
 

【ファミリー移住】食事療養費も助成の対象!手厚い「こども医療費助成」がありがたい

 

高根沢町では中学3年生までのこどもに対して、病気やけがで通院した場合の医療費を助成する「こども医療費助成」を行っています。

 

こども医療費助成については多くの自治体で行っている事業ではありますが、高根沢町の場合は入院時の食事療養費も助成の対象になっているところが特徴的です。ほとんどのケースでは、医療費は助成されても食事療養費は別…ということが多いもの。ですから、高根沢町は万が一の入院になっても食事療養費を含めて医療費の心配をすることなく病院にかかることができます。

 

こどもはケガも病気もつきものです。大きなケガになれば通院期間も長くなりますし、大人ほど身体が強くないこどもが病気になれば、必然と入院期間も長くなりがちです。そんなときに、金銭面の心配なく治療に専念できるのは子を持つ親としてもありがたいものです。

【シングル移住】大きなまちの隣で、「ゆったり」と「便利」の両方を手に入れるスローライフ

 

高根沢町の家賃相場は、ワンルーム~1Kで~4.43万円です。部屋の広さや部屋数を広げてみてみると、1DK~2DKで~4.8万円、2LDK~3DKでも5.42万円と、かなりリーズナブルに賃貸物件を借りることができます。ただ、町内で不便なく暮らすためにはマイカーを所有することが必要になってきます。とはいえ、家賃がこれだけ安価であればマイカーを所有しても金銭的な心配は不要でしょう。駐車場もほとんどの物件で敷地内完備か、もしくは近隣に用意されています。鉄道での移動は便利に行えますが、逆に鉄道を使う機会があまりないのであればマイカー所有を積極的に検討してください。

 

基本的には町内で日常生活を送るのに困ることはありません。スーパーやコンビニといったショッピング関連施設、病院、銀行、ATM、郵便局などの生活関連施設も問題なく町内に揃っています。ただ、隣市が県庁所在地・宇都宮市なので、まとめて買い物をするのに宇都宮へ…というケースもよくあります。高根沢町は「大きな買い物やレジャーは宇都宮、休日をゆったりのんびり過ごすには自然豊な高根沢」という使い分けができる貴重なエリアともいえます。


 

【おしごと】町内のみならず、町外での勤務も可能。起業支援の充実も魅力

 

就職・求職については、おおむね都心部と大差ない職種・業種で探すことができます。地域性の出る求人といえばゴルフ場の管理、また製造業の求人が散見されます。

 

隣が宇都宮市であることと、その宇都宮まで電車で向かっても10分程度であることから、勤務先として宇都宮市を選ぶことも珍しくありません。普段は大きなまちで働き、日常生活はのんびりできる高根沢で暮らすというメリハリをつけるのもよいでしょう。

 

高根沢町では「創業支援事業計画」を策定し、2015年(平成27年)に国の認定を受けました。これによって、町内での起業・創業を支援する体制が整えられています。創業塾も入門編・実践編と分割して充実した内容で行われたり、産業課や商工会、銀行などにワンストップ相談窓口を設けるなどしています。細部にまでこだわった支援が期待できますので、町内での起業・創業を考えている人は問い合わせてみてください。