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2017.08.06

壬生町・大きなまちに囲まれてゆったり暮らせる町

画像引用元:トリップアドバイザー│おもちゃのまちバンダイミュージアム



【まちの概要】大きなまちに囲まれた交通アクセス良好な町。ユニークな地名でも知られる

 

栃木県の中心よりやや南寄りに位置している下都賀郡壬生(みぶ)町。周囲は宇都宮市・鹿沼市・栃木市・下野市と比較的大きなまちに囲まれています。その分、交通アクセスはたいへん良好。町内を南北に走るのは東武宇都宮線、東西には北関東自動車道が走っており、北関東自動車道には壬生インターチェンジを町内に有しています。このほか、主要道路は国道352号線が北西から東に向けて通っており、市内移動のみならず市外への移動も非常に便利な景色がみえてきます。

 

2016年(平成28年)4月30日時点での人口は約3万9千人。昭和時代から人口は増え続け、平成に入ってからは微増・微減程度のほぼ横ばいの人口を保っています。

 

年間の平均気温は13.9℃で比較的温暖な気候ですが、冬は乾燥した晴れの日が続く一方、気温は低めの日が多い傾向があります。また、5~6月頃の降雹(こうひょう)の観測や夏の発雷も多く観測されます。

 

壬生町には、全国的に有名な地名があります。それは「おもちゃのまち」。“栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち”という地名が実在します。かつて、この地には玩具メーカーの施設や工場が多く誘致されていたこともあり、1977年(昭和52年)にこの「おもちゃのまち」が住居表示として地名になりました。おもちゃのまちは1丁目から5丁目まであり、今も有名玩具メーカー・バンダイがおもちゃのまち3丁目に「おもちゃのまちバンダイミュージアム」として、日本のおもちゃ・世界のおもちゃを歴史とともに紹介しています。
 


また、このおもちゃのまちのPR活動に採用されたゆるキャラ「壬生3姉妹」は、いわゆる萌えキャラとしての人気も呼んでおり、おもちゃやアニメに近い町として広く知られています。


【まちの歴史】毛野国の中心として栄えた歴史。豪族が多く存在したと見られる古墳も多い

 

壬生町は、古く原始時代から人々が生活を送っていたとみられる遺跡が発見されています。今も残る自然が豊かなところをみれば、古代から生活の場としてこの地域を選んだのも納得がいくでしょう。この地が「毛野国(けぬのくに…上野(かみつけ)国と下野(しもつけ)国)の中心地」であったようです。

 

戦国時代の1462年(寛正3年)、壬生氏によって壬生城が築城されました。同じ頃、この壬生城の城下町として、また日光街道の宿場町として、さらに町内を流れる黒川を交通として使っていたので河川交通の盛んな場として多くの人々で賑わったという栄えた歴史があります。

 

また、壬生町には多くの古墳があることでも知られています。車塚古墳、茶臼山古墳、吾妻古墳は国史跡、冨士山古墳は県史跡として登録されており、この周辺で権力を振るった人物が大勢存在したことを物語っています。
 

【移住ポイント】「都市計画税、一律ゼロ」でマイホームが取得しやすい町に

 

住宅を取得するとかかる税金に「都市計画税」があります。これは、「市街化区域」に指定された区域に土地・住宅を所有している人にかかる税金です。単純に、市街化地域は都市計画税がかかり、市街化調整区域ではそれが発生しません。ですから、一見同じような街並みに暮らしていてもかかる税金が違ってくるわけです。この都市計画税について、壬生町では2013年(平成25年)より「市街化区域と市街化調整区域の隔たりをなくし、均衡の取れた町づくりを推奨する」という目的のもとに「課税一律ゼロ」を開始しました。

 

これによって、住宅や土地を所有する人は税負担が軽くなりました。したがって、これからマイホームを手に入れようと考えている人にとってもうれしい施策であるといえるでしょう。

 

近年の調査により、人口10万人あたりの医師数が全国4位、同じく看護師数が全国5位であることがわかりました。これは小さな町でも医療環境・体制が整っていることのあらわれであり、これを理由に「住みよい」「住み続けたい」という町民が9割にのぼっています。マイホームを取得し、長く住む町として移住先の選択肢に挙げる人も大勢いるようです。

【ファミリー移住】「子育てクーポン券」でファミリー世帯の出費を助ける事業

 

壬生町では、2016年(平成28年)4月より「壬生町子育てクーポン券支給事業」が始まりました。これは、壬生町で出生したこどもに1人につき、出生届の提出時に1万円分の子育てクーポンを配布しているものです。

 

支給されたこどもが3歳を迎える年度末まで使用することができるクーポン券で、使い方はいろいろ。提携店舗で紙おむつや粉ミルク、離乳食、知育玩具などの購入費やおもちゃ博物館の入館料、一時預かり保育の保育料や任意予防接種の費用としても使えます。子育てに必要なものは削減することも節約することも難しいどころか、逆にかなりの金額になってしまうもの。ですから、子育てに直結する支援としてファミリー世帯にはたいへん助かるものです。同時に町内活性化の役割も果たしていますから、町としても、またファミリー世帯としてもうれしい事業のひとつです。

【シングル移住】ゆったり広々の賃貸物件もリーズナブル!休日の過ごし方もいろいろ選べる

 

壬生町の家賃相場は1DK~2DKで~4.8万円、部屋の広さを~3LDKに広げても~5.29万円と、非常にリーズナブルに賃貸物件を借りることができます。周辺の大きなまちへのアクセスのよさを考えると、利便性の高い大きなまちの近隣にゆったり暮らせる環境の賃貸物件を、格安で借りることができるのはメリットです。町内外の便利な移動にはマイカー所有がよいでしょう。多くの物件で駐車場は完備もしくは近隣に用意されていますし、家賃相場の安さを考えても維持に関する心配はありません。

 

日常生活を送る分には町内でおおむね満たされます。スーパーやコンビニもほどよくありますし、銀行や郵便局といった金融機関、また壬生町が誇る医療施設についても困ることはないでしょう。前述のとおり周辺は大きなまちに囲まれていますから、大きな買い出しや大型レジャー施設などを楽しむ場合には町外を選ぶケースも散見されます。

 

ゴルフ場で過ごしたり、古墳を巡って古に思いを馳せたり、またおもちゃ博物館で子供心を思い出してみたり…壬生町内でも休日を満喫できる施設がもりだくさんです。


 

【おしごと】多種な職種・業種は大きなまちならでは。起業支援も充実

 

就労や求人状況に関しては、県内他の地域と大差なく一般的に募集されており、職種・業種ともにさまざまなジャンルからの求人がみられます。比較的目立つのが倉庫内作業や配送業務です。

 

また、住まいは壬生町に置き、勤務先には近隣の市を選ぶケースも多く見られます。宇都宮市をはじめ壬生町は大きなまちに囲まれていますから、そのようなライフスタイルも可能です。その際はやはりマイカーがあると便利に通勤できます。

 

壬生町では、2015年(平成27年)10月に、町で策定した「創業支援事業計画」が国の認定を受けました。これにより、壬生町商工会と栃木県産業支援センターにて手厚い創業支援を行う体制が整い、町内での創業を考える人にとって強力な後押しをしてもらえる環境になりました。具体的には、壬生町商工会では創業相談窓口や販路開拓の手助けを行い、栃木県産業振興センターでは創業サポートアカデミーや創業希望者交流サロンなどが開催されています。町内での創業を検討されている場合には積極的に利用していきたい支援です。